買取ファクタリングと保証ファクタリング
買取ファクタリング
買取ファクタリングは、売掛金を早期に現金化したい場合に使われるファクタリングです。売掛債務をファクタリング会社に売却することで、手数料を差し引いた金額を受け取ります。買取型ファクタリングの場合は売掛先の信用力が審査対象となるため、中小企業や個人事業主でも審査に通りやすいというメリットがあります。一般的に資金調達のためのファクタリングというとこの買取型ファクタリングを指します。
保証ファクタリング
こちらは買取型とは違い、資金の調達を目的としていません。売掛先の経営状況が不安定で売掛債権の回収ができないかもしれないときにリスク回避として利用します。万が一、取引先が倒産してしまうなどして売掛金が回収できなくなった場合に、保証会社が保証金を支払ってくれる仕組みです。ファクタリング会社が申込者の取引先を調査して信用力を判断し、保証の枠を決めます。その枠内の金額であれば、売掛債権の保証をしてくれるというものです。
買取ファクタリング会社利用時に重要視される点とは?
買取ファクタリングを利用する際は、主に下記の2点が重視されます。
①売掛債権の信頼性売掛先の会社規模や、申込者と売掛先の取引年数などが考慮されます。もちろん、会社規模は大きいほうがいいですし、取引年数は長いほうが評価されます。買取ファクタリングは売掛先からの回収が前提となっているため、それまでの実績や会社規模を鑑みて、回収見込みが高ければ審査に通りやすくなります。
②売掛先の数売掛先の数についても評価されます。売掛金の合計が同じでも、売掛先が多いほうが未回収リスクを軽減できるため、売掛先が多いと評価が高まるというわけです。