本当に入金される?会社選びで注意するポイント
一部の悪徳業者に注意
ファクタリングサービスはサービスの特性上、利用者の緊急性や需要が非常に高いことが多く、そんな状況に目をつけた悪徳業者が存在するのも事実です。
もちろんほとんどのファクタリング会社はまっとうなサービスを提供していますが、資金繰りや経営状況を改善するために試行錯誤するなかで、悪徳業者に大切な現金を搾取されてしまってはたまりません。
そういった業者に騙されないよう、優良なファクタリング会社を見分ける「目」を養い、サービスを利用するようにしましょう。
悪徳業者の手口
◆手数料の積み増し安めの手数料を謳いながら、申込み後の審査段階に入ってから手数料の引き上げを申し出ることが多いようです。引き上げ後の手数料は相場内ではあるものの最も高い水準の手数料を要求してくるため、急いでいる状況では「まあそのくらいなら」と承認してしまいがちです。もともと提示されてた手数料から大きく引き上げられるようなら内容を確認して、他の会社に変更したほうがいいかもしれません。
◆費用の追加もともとは買取手数料のみの支払いでよかったはずなのに、契約を進めるうちに様々な費用を追加してくる場合があるようです。「保証料」や「手付金」といった費用を追加して入金額から相殺し、気づけば売掛金の40%しか入金されなかったということもあるようなので注意してください。
◆分割払いの提案ファクタリング会社への支払日の直前に分割払いを提案してくるというものです。もちろん、状況によっては分割払い自体はありがたい話なのですが、分割手数料の支払いが発生するため、しっかりと計算して判断する必要があります。金利に置き換えると貸金業法で定められた法定金利の数十倍を請求されることもあるため、怪しいと感じたときは落ち着いて考えるようにしましょう。
悪徳業者の見分け方
◆直接会いたがらないファクタリングサービスは入金までのスピードが求められるため、面談を省略して手続きを簡略化している会社があります。しかし、なかには顔を見られたくないために頑なに面談を拒む業者が紛れています。やり取りをするなかで面談を何度も拒む場合は会社の情報を詳しく調べるなどしたほうがいいかもしれません。
◆住所が不明優良企業であればホームページやサービスサイトに会社の住所を載せていますが、住所の記載がなかったり、記載されてる住所を検索した際に会社の情報が出てこない場合は要注意です。口コミなどをチェックして取引実績がちゃんとある会社なのか確認するようにしましょう。
◆携帯電話対応がメイン固定電話の番号でのやり取りをしているのに、早い段階から携帯電話でのやり取りに変更を申し出てくる場合は少し注意が必要です。転送サービスを利用して固定番号を取得しているだけの可能性があるようです。
◆口座情報を教えない明確な理由なく振込口座名が社名と異なっていたり、支払い直前まで口座情報を開示しない場合は口座の凍結防止策である可能性があるため、注意してくだい。